シェルパと強力

落ちこぼれてエベレスト (集英社文庫)

落ちこぼれてエベレスト (集英社文庫)

あー富士登りたい。最近、紀行ものを読んでいます。白石康次郎のヨットの話もずいぶんおもしろいのですが、野口健の山も悪くない。
それでちょっと調べてみておもしろいことに気がつきました。ヒマラヤに登る時は、必ず現地でシェルパ(ポーター件、案内人)を雇うそうなのですが、これを日本ではかつて強力(ごうりき)と呼んだそうです。そう、もうお分かりですね。あのポケモンの隆々とした筋肉を持つゴーリキーの由来かも知れないのです。
もちろんロシア作家のゴーリキーなんて、ナンセンスです。ワンリキーが「腕力」、カイリキーを「怪力」とするならば、やはり「強力」もただの言葉遊びのように感じますが、険しく厳しい山をポケモントレーナーの先に立って導くゴウリキーのほうがなんとなく愛着がわくような気がしませんか?