ファウスト賞

ファウスト vol.6 SIDE―B (講談社 Mook)

ファウスト vol.6 SIDE―B (講談社 Mook)

サークルにちょっと前、ファウスト賞で佳作を取ったって後輩がいることが判明。すごいすごい。ちなみに、ファウスト賞は今日まで受賞者が発表されていない。

ファウストが主催する文学賞。1980年以降生まれのものだけに応募資格が与えられる。優秀作品はファウスト誌に掲載され、応募者には規定の原稿料が支払われる。

第一期:受賞者無し(vol.2に講評)
第二期:受賞者無し(vol.5に講評)
第三期:受賞者無し(vol.6-Bに講評)
第四期:受賞者無し(vol.6-Bに講評)

投稿される原稿は、どうやら吸血鬼ものや同性愛ものが多いという噂。あの彼もBLものらしい。悪魔とか天使とか、もう手垢の付いて誰も使わなくなった題材を選ぶセンスは買うけれど、無意味に「吸血鬼」という作品が多いようだ。キャラのバックグラウンドを書かずに、まるでネギま!の如く、要素として作品に取り入れてしまっている。これは論外である。
それと、同性愛ものは今の流行に合わせているとしか思えなくもない。ちなみに、彼は4年前から書いているらしいから関係ない。


ファウスト賞応募原稿コメント
ファウスト賞の応募原稿コメントを見ると少し幻滅する。未完成品を送ったり、応募枚数に達していなかったり。ひどいのでは原稿用紙をそのまま送ってみたり。応募要綱をよく読まないで送るなんて、ほんともったいないし、冗談半分なんてなおさら。
例えば、編集者に原稿を読んでいただくのに、一枚目に挿絵を描いて投稿してしまうとする。「自分は絵師でもあるんです」という主張だとしても、まともな文学賞なら、そういった作品はすべて落選する。ファウスト賞は太田さん一人で選考しているので、その辺は緩いかもしれないが、これは常識である。

もし受賞者がでたら、メフィスト賞の某作家陣の数倍ヒットすることだろう。もしかしたら、舞上王太郎のように本格的な文学賞を取ることがあるかもしれない。非常に楽しみではあるが、次回受賞者はでるのだろうか。


本・読書 (100%) - 72位


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