『ブレイブ・ストーリー』

ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)

先ほど読了しました。最後のほうは4回ほどぶり返して泣きました。序盤と中盤、そしてラストに泣かされるとはすさまじいストーリーでした。なんかルウ伯父さんとキ・キーマがツボらしい。
映画でのオチはミツルが現世に妹と一緒に戻ってきているという大ドンデン返しだったので、原作のラストがどうなっているのか興味がありました。結局、ミツルは戻ってきていないんだけど「あれ?もしかしたら帰ってきてるんじゃね?」と思わせるような、読んだ人それぞれに多少のブレが生じる書き方に舌を巻く事になりました。
文体としてもなんだか流れるように読めるので気に入りました。途中何度か長いなーとは思いましたが、最後にはそれらも含めて「ああ読みきった。ええ話やった」という実感に満足できました。
ただラストでミツルがヒト柱に選ばれるのは少し疑問が残ります。すでに死んで光になったミツルがヒト柱になりえるのでしょうか。細かいことなので別に気にはなりませんけれど。
というわけで、久々の長編に色んな意味でグッタリです。次はSSでも読んでゆっくりしたいと思います。
最後に。PSPの『ブレイブストーリー 新たなる旅人』がおもしろそうなので、オークションでゲットしたいと思います。


本・読書 (100%) - 104位


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