伊坂幸太郎『ラッシュライフ』

MHP2にはまりました。現在村クエ☆4を攻略中です。☆3の翠水竜に少しだけ手こずりましたが、快調にクリアしております。アクセス履歴を見ると、黄金魚あたりでつまってる人がいるみたいですね。私も結構てこずりました。ああ早く友人を集めて集会場クエをやりたいです。

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読了。伊坂幸太郎の本を初めて読みました。人気や評価なんかは、個人のブログやダヴィンチで一年ほど前から知っていました。人気があったり売れているって本は手に取りづらいものがあるのですが、インタビューを読んだのがきっかけになったのだと思います。確かダヴィンチで、私の好きな群像劇的な小説について話していました。ちょうど奥田英朗の『最悪』を読んでいるところだったので、「きっとラッシュライフもラストで全員が鉢合わせするのか」と想像したのを覚えています。
群像劇のよさを私は『最悪』に学んでいたので、伏線やそれぞれのリンクを楽しんで読むことができました。仙台、事件、噂などのキーワードが収束していき、最後に「ああそうだったのか」と納得できるものだと思っていました。が、見事に裏切られことで、その技術に感激してしまいました。
ただ装丁に関してだけ思うのは、文庫本だとエッシャーの絵が表紙になっていません。道が交錯している様子も悪くないのですが、やっぱりハードカバーのほうが印象的でいいですよね。
なんだか新進の若手作家といえば、乙一舞城王太郎西尾維新などのライトノベル系の作家ばかりだと思い込んでいたので、自分の中のランキングに革命が起きました。ちょっと文学的な言い回しがニクイ! そしてわりに読みやすい文体が魅力的です。今年こそは伊坂に注目していきたいですね。
陽気なギャングが地球を回す』も良さそうだし、直木賞候補にもなった『重力ピエロ』も気になります。ああでも『死神の精度』も読んでみたい……。久々に読書欲が沸いてきおります。