君の部屋へ向かう時間

逸る気持を押さえて

ゆっくり自転車を漕ぐ


途中のコンビ二で寄り道

カップアイスを二つ買い

それぞれにスプーンを付けて貰う


なんだか ただそれだけで嬉しい


君の家が近付くと

自然と早足になってしまう


いつもの場所に自転車を置き

君の部屋のドアを目の前にする


インターホンに手を伸ばす

だけど まだ押さない


君は僕を待っていてくれてるのかな

あともう少しだけ 待ってみよう


でも ああ じれったい

ソワソワした気持ちが抑えきれない


早く君に逢いたい

君の笑顔が見たい

声が聴きたい

そして 触れたい


自分で自分を焦らすなんて

僕はなんて悪趣味なんだろう


でも この時間が永遠に続けばいいのに

 
それでは、今日はこの辺で。


したらばですノシ