素敵文章

軽いスランプになり、涙を浮かべながらタイプすることが多くある。今もそうだ。そんな時、僕は人の文章を読む。小説でも、エッセイでも、ブログでもいい。誰かの文章を丁寧に舐めまわして、どんな味かを確かめる。それはどれも美味しく感じるものだ。それでいて、ほっと安心させてくれる優しさ。
今日は、はてなを始めてからずっと読んでいる(だからもう1年は読んでいるのだ!)大好きなブロガーの文章を読んで、乙女みたいなため息がでた。なんて素敵な文章なのでしょう、と。
僕は素敵な文章を書く人が大好きである。それが男だろうと、女だろうと関係がない。その人が紡ぎ出す日本語の羅列(無機質な記号)が、三ツ星レストランの最高級ディナーに感じるのだ。もう大好物なのである。「今日思ったこと、レトリックを添えて」みたいな、そんな一品が出されると「はぅ〜」ってなってしまう。

さて、話は変わって。今日、バイトが終わって紺のエプロンを水色ストライプのトートバッグに押し込んでいたら、なにやら目にとまった。直感のような、シックスセンスのような、そんなものを感じて手に取ると、なんと最終兵器彼女ではないか。

それも外伝である。昨今のモノクロのページをカラーに差し替えて、いくつかのイラストを申し訳程度につけた「新装版」でない、ほぼ完全な新作。帯に『これが最後の「最終兵器」』と書かれていて、う〜んイマイチなコピーだなぁ、と思いつつも、少し堅めだけど艶やかな装丁とそこに描かれているチセを見て震えがくる。ああ、この絵を見ているだけで高校時代の淡い思い出がフラッシュバックし始める。僕のマンガ熱が一番高かったときにはまった作品なので、より思い入れがあるのだ。まさか、まさか、ビックコミックスピリッツの誌上で連載が終わって、単行本化されて、すべてが終わったのかと思ったのになんてことだろう。とりあえず、二回読もう、いや、三回読む。とにかく、まだ出るでしょ?アンコール!アンコール!




本・読書 (100%) - 56位


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