アンソニー・ポプキンスに童話を教わっています。(先週の続き)

脳内在住の「あやなちゃん」(小学校4年生。11歳)に手紙を書いています。もう変態お兄さん☆みたいなレッテルが貼られそうですが、僕はいたって真剣であり正常です。まず童話を書くには「誰に向けて書くのか」という対象が必要なのだそうです。で。これがもう、非常に難しい。手紙の向こうにあるバックグラウンドのディテールに凝るとか、そう言う前に、もう恥ずかしくて死ねるのです。だって考えてもみてくださいよ。OLのお姉さんがマンホールの小さな穴にピンヒールをはめてしまったら駆け寄って助けるような紳士の僕が、11歳の言うなれば「幼女」に手紙を書くんですよ。もうね、気持ちが悪い。だったら夢野久作の『ドグラ・マグラ』を一日中部屋を閉め切って一字一句間違えないように丁寧に原稿用紙に写しているほうが、よっぽど正常な気がします。……とは言っても、星の王子さまみたいな愛される作品を書くためですからね。精進します。


本・読書 (100%) - 74位


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