アパシー掲載

三田文學 2006年 11月号 [雑誌]

三田文學 2006年 11月号 [雑誌]

25歳が憧れの歳です。25になるのは5年後、ただ漠然とですが「それくらいになれば自分も大人になっているだろう」と考えています。甘い考えかもしれませんが、きっと現実を見据える目を持ち、ある程度の甲斐性がある「大人」になれているはずなのです。
アパシー」という遺稿を残した片山飛佑馬は一年前の夏に自害しました。25歳でした。遺書とも呼べる小説を机の上にプリントアウトして亡くなったそうです。その小説は今月発売の季刊誌「三田文學」に掲載されています。
彼にとってのニジュウゴはどんなものだったのでしょうか。その「小説」にも「作者そのもの」にも興味があります。
死んだ人間の言葉は時として強い影響力と共に、なにか甘い蜜のような感覚をくれます。僕は死んだらコオロギになる、という説を信じている希少な人間ですので、多少なりとも「死の大まかなカタチ」に興味があるのです。
メメント・モリラテン語で「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句です。彼ならばメメント・モリをどのように解釈するのか知ってみたいと思いました。まだ雑誌を手に入れていないので読んではいないのですが、近々探してゆっくり読んでみることにします。


本・読書 (100%) - 47位


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