村上春樹氏「生涯初」の会見


村上春樹が喋っている姿というのを見たことがないわけではないけれど、本当に珍しいことだと思います。前に見つけたのは、アメリカのスクールで講義している姿でした。永遠の青年のようなイメージを持っていたので、ああ、もうおじさんなんだな、なんて感慨深かったものです。上のニュースを見ても謙虚なところが印象に残ります。
脱線しますが、最近テレビで石田衣良室井佑月なんかを見かけました。石田衣良は当たり前なことを自慢げに言ってて、室井佑月は「どうして作家になったんですか」という質問に対して「……いえ、なんとなく?」みたいなことを言っていました。思うんですけど、そういうのを見たら逆に売れなくなりそうですよね。少なくとも石田衣良はどうかなー、と思います。サイレント・マジョリティの件もそうですし、前にラジオで「僕は天才肌っぽいとこあるから」みたいな危険な発言があったような気もします。何作か読んでいて、特に悪い印象はなかったのですが、それ以来彼の作品を読もうとすると、顔を思い出して萎えてしまうようになりました。だから覆面作家とか、もうすでに死んだ作家が好きだったりします。
リリー・フランキー辛酸なめ子もテレビでよく見ますけど、彼らなんかはエッセイストの側面があるライターなわけだから、むしろテレビで見たいですよね。自分からガンガンメディアに顔を出す作家は実際どうかと思います。


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