クピドの悪戯 全7巻

もう冬なんですね。風の息づかいを感じていれば、事前に気配がわかったはずなのに、全然気がつきました。身も心もさぶいです。もうね、冬とは関係ないですが小生って一人称を使うやつは絶対に乙一ファンだってことに気がつきました。

クピドの悪戯―虹玉 (1) (ヤングサンデーコミックス)

クピドの悪戯―虹玉 (1) (ヤングサンデーコミックス)

「赤玉がでたら打ち止め」。順に藍、青、緑、黄、橙、紫、赤と7色の玉を出し終えると、二度と射精できなくなる。睦月智也はそんな通称「虹玉」と呼ばれる病気にかかってしまう。恋愛経験の乏しい純情男、睦月。美人だけど男慣れしていない大倉怜子。腐れ縁の女友達、桐生麻美。ベタな3角関係の王道をいく純愛ラヴストーリー。はたして睦月は幸せをつかめるのか?

全7巻の恋愛ものになります。ひさしぶりに泣きました。ちょっとエロ的要素が強いですがストーリーで読まされます。設定を抜きにしても、各キャラクターの心の機微などディテールが凝っていて素直に関心させられました。セリフがちょっとクサめなのがいいです。
主人公は二人の美人に挟まれるのですが、絵柄といいストーリーの構造といいちょっとだけ『I's』に似ています。特に桐生麻美は実際にいそうだけど、まっ、いないだろうな! という感じの女の子で、わかりやすくたとえるなら「世話焼きな幼馴染」です。常に睦月を支えてくれて、かなり健気です。
作中で「恋愛とは関係ない世界に行きたい」と主人公が言うのですが、なら虚構の恋愛をすればいいんじゃね? なんて思ってしまいました。脳内で創作(恋愛)すれば、7割くらいの確率でハッピーエンドになれますよね? たまに振られるのはなんでなんだろ。それでだめなら恋愛マンガを読みまくればいいんですよ、僕みたいにね!


本・読書 (100%) - 75位


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