20歳のクリスマスイブ
男ばかり三人でケーキを囲んだイブでした。甘いはずのケーキがちょっと塩辛かった……。でも、それはきっと気のせいですよね。やっぱり高いだけあって、すごくおいしかった。やわらかいチョコスポンジとチョコ生クリーム、そしてゴージャスなペコちゃんチョコなど、それらが織り成すハーモニーは、まるで味の環七*1でした。
- 作者: 星新一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/03/14
- メディア: 文庫
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このシリーズも14冊です。残り4冊ほどになりました。少しだけ感想を書きたいと思います。
- ベスト300
年老いた老人が一読して寝かせておいたミステリーを読み返す、というお話。ギリギリまでオチが読めませんでした。
- 欲
シンデレラへのオマージュ。SSを読むときはミスリードがあると思っているから、逆に素直なオチだったりすると、「裏の裏は表」の展開に驚く。最後の一言がとてもいいです。
- 健康維持食品
呼びかけセールスの話。いかにもありそうな自然な台詞で、感心した。もちろん作品もよかった。
- 宇宙からの使者
UFOネタ。宇宙行きの刑にすれば、社会批判になったかも。
- 死臭
死にそうな人間を嗅ぎ分ける鼻を持った男の話。最後は全員から死臭がして……。イチオシです。
- 上へ……
二段オチにびっくり。エレベーターという言葉がでてこないことにより、想像が膨らむ。
- さわれぬ神
短い作品なのにしっかりとキャラクターが立っている。余韻がある作品です。
本・読書 (100%) - 330位