不言実行とはなんていい言葉なんだろう。かなりスタイリッシュで、なおかつマッチョな生き方だとは思いませんか。うだうだ言わないでサッと次々にこなして行くなんて、まったく格好良すぎるのも大概にして欲しいです。
なぜこんな話かと言うと、どうも最近気がかりなことがあるのです。自分はどうやら物事に取り組むとき、人一倍苦心しているように感じます。メモリ一枚増設するだけなのに、ちゃんと探せるのか、規格は合うかしらと、とにかく不安でいっぱいになっています。どれもこれもちっぽけな悩みで、終わってみれば呆れるほど簡単なことなのだけれど、考えずにはいられないようなのです。勉強をしていても同じで、一回躓くともう大変。また机に向き合うまで、だらだらとした無駄な時間が発生してしまいます。
僕のジンクスに人に目標を喋ると成功しなくなる、という法則があります。たぶん、これが関係しているのでしょう。「メモリを増設するんだー」と言ったので、それに縛られてなんやかんやで何日もかかってしまいました。対応策として言霊っていうのがあるから、人に夢をかたりまくろうと思いたっても大丈夫、そう言い聞かせています。ですが生真面目な性格が邪魔しているのか「ジンクスの上書きはできません!」と、僕の中の人(調教師みたいなやつ)が言うのです。このどことなく女々しくて、よく言えば繊細な性格をどうにかしなければなりません。たぶん性格革命しないと、この人生という障害物競走を走りきることができないでしょう。網目をじっくり観察しながら潜っていくのでは、時間がかかりすぎます。だから不言実行でもって、デキる男になろうと決めました。今ここに宣言します。僕はこの瞬間から不言実行で生きていきます!