花沢健吾 『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
都民になったけど、ここすごい田舎! 徒歩圏内にコンビ二確認できず!!
- 作者: 花沢健吾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/11/30
- メディア: コミック
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ヘタレな主人公田西がいざという時、その内なるヘタレ根性をより露出させてしまう話です。なんというか、期待はずれの連続で泣けます。
このマンガのおもしろいところは、童貞でモテないやつが読むとより凹む、というところでしょうか。主人公に自分をダブらせたところでそこに差異はないのですから勇気とか希望とかそういったプラスのエネルギーが貰えないのです。それにずっと救われないストーリーだし。
現状を変えようと意気込むものの空回りをしてしまうってのは良くあることで、まったく田西が不憫でしかたありません。まだ『ファイン』上杉のほうがバイタリティがあっていいか。
『ルサンチマン』のときからそうだけど、この後読感の悪さが癖になってしまいます。